■ カーテンで防ぐプライバシー
2010年
7月
15日
木
ミラーレースカーテン
光を反射させる、ハーフミラー効果によって、外から室内が見えないようにした機能です。光る糸で生地を織ったり、通常のレースよりも厚みをもたせたり、室内が見えにくい複雑な柄にしたり、さまざまなミラーレースカーテンの種類が出回っています。また原理的に、室内からの外の見やすさ(透過)と外からの見づらさ(反射)は反比例します。外からの見づらさは、レース部分の反射光により、目からの出てくる暗い室内からの光を、マスキングするということに他なりません。
2010年
7月
14日
水
遮光カーテン
外部の明るさを遮り、内部の光を外にもらさない機能を持つカーテンを「遮光カーテン」と呼びます。ひと昔前まで、「暗幕カーテン」と呼ばれることが多かったですが、近頃は、消費者にも「遮光」という言葉が浸透しています。最近では、外の光を部屋に通さないという目的よりも、プライバシーを守りたいという目的で使用されています。外からの視線を防いだり、室内の様子が外に見えないからです。
NIFの物光には1級〜3級までの等級があります。等級が少ないほど、遮光効果が高くなります。
1級:(室内にいる)人の顔の表情が識別できないレベル。
2級:人の顔あるいは表情がわかるレベル。
3級:人の表情はわかるが事務作業には暗いレベル。
遮光カーテンは、黒糸を生地に織り込んだものと、生地の裏にポリウレタンラミネート加工をしたものがあります。1枚で掛けても遮光効果はありますが、遮光裏地として、表地のカーテンに縫い付けると、生地が2重になり、光をより通さないので、効果が高くなります。裏地をつけることによって、カーテンの裏側が美しく仕上がる利点があります。
カーテンは機能上、窓との間に、ある程度の間隔が必要です。そのため、カーテンの上部、下部、サイドから光がもれます。遮光効果をできるだけ発揮させるためには、カーテンボックスを使用し、サイドを覆うリターン式にし、丈も床に充分つく長さにします。カーテンボックスに上飾りを用いれば、更に、効果がアップします。また、両開きカーテンの場合は、交叉レールを使えば、光のもれをより防ぐことができます。