布を使う時の楽しみのひとつに、色と柄の組み合わせがあります。メーカーや取扱店は、それこそ何千種類もの布を揃えているので、組み合わせは無限にあります。だからこそ苦手というひとも多いでしょうから、インテリアに上手く取り入れるポイントをご紹介します。コーディネートの幅はぐんと広がるはずです。
布の色柄の組み合わせを考えるとき、最も基本的なのは「主役と脇役」をつくることです。そして、脇役の演技次第で、インテリアという舞台は一変します。例えばカーテンの場合、ドレープをあえてシンプル無地にして、レースに色物や柄物を選ぶというのもいいものです。
ところで、柄のイメージを固定してはいないでしょうか? ストライプやチェックは子どもっぽい、花柄は女性的、というのはあくまでも一面です。ストライプに細い太いがあれば、チェックにも大小があり、そこに使われている色や原材料、織り、柄の描かれ方などで、布が与える印象は決してひとつではありません。頭を柔軟にすることが大切です。
しかし、今述べたこと以上に大切なのは、そこに住む人が「どんな暮らしをしたいか」です。それがはっきりとしていれば、何万通りの組み合わせがあろうと、コーディネーターと話し合うことでふさわしい組み合わせを迷うことなく選べるでしょう。
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