カーテンによるシックハウス症候群。

 

 現在、室内の空気環境に注目が集まっています。近年、欠陥住宅や建材によるシックハウス症候群の話題が新聞やテレビに取り上げられ、安全な住宅や建材に対する消費者の関心が強まってきています。内装材として、カーテンもその例外ではありません。

 

 シックハウス症候群の原因は、内装材に含まれる有害物質だと言われています。揮発性有機化合物(VOC)のなかで、ホルムアルデヒドは主に建材などの接着剤に含まれるほか、カーテン生地の仕上に、しわを伸ばす薬剤として使われています。これを受けて、環境技術委員会はカーテンに含まれるホルムアルデヒドの含有量や放出量の測定を行いました。この結果を踏まえて。NIFは、今後、NIFの加盟店各社がカーテンを販売する際のガイドラインとして、カーテンに含まれるホルムアルデヒドの量を「75ppm以下」に設定しました。

 

 75ppmとは、JIS L 1041法に基づいた「有害物質含有家庭用品規制法」の大人用下着類の基準値と同じです。ちなみに、赤ちゃんの肌着類で20ppm、ワイシャツなどの中衣類は300ppm以下、ジャケットやコートで1000ppm以下と定められています。数値が低いほど、安全であることはご存知のとおりです。輸入品は、中衣類の基準値と同じ300ppmとしていますが、実際は国産品と同じく75ppm以下のものが大半です。このガイドラインに基づいて各カーテンメーカーは、商品開発を進めている状況です。

 

 


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